2010年7月26日月曜日

「空」「雨」「傘」三段論法の活用

久しぶりに日経ビジネスアソシエを購入した。「報・連・相より空・雨・傘」という表紙タイトルが気になったからだ。

「空・雨・傘」とは「空」の「状況」を見て、「雨」が降るだろうと「解釈」し、「傘」を持っていく「行動」をとるという、「状況・解釈・行動」の三段論法のことだという。
この「空・雨・傘」思考は、組織全体の問題解決力を高めるそうだ。当たり前に実施していそうなこの「空・雨・傘」、理解度を確認する問題を解いていくと意外と難しいことがわかる。

たとえば、「各支店での金額(売上?)の数字をエクセルでグラフ化して上司に提出した」は「空・雨・傘・その他」で分けると何になるか。答えはその他(空未満)。これでは何の状況も見えない。グラフ化してそこからどんな状況が読み取れるかを報告してはじめて次の「雨(解釈)」にすすめる。

状況を表し、要因を調べ(解釈)、現状に対する具体策を提案する(行動)ことはかなり意識しないとどこかが抜けてしまう。
ISO活動で作成する是正処置報告書などの報告書をこの「空・雨・傘」で再確認してみると、活動内容の抜けが明らかになるのではないかと思っている。今度試してみたい。