2012年2月17日金曜日

マーケティングマインド

(株)アール・エム・アイの基盤となっているのは、社名の由来であるRisk Management Institute すなわちリスクマネジメントの研究である。企業にとり、その活動にはいろいろなリスクがあり、そのために種々の対応が必要である。
適切な対応をすれば企業は繁栄し、誤った対応をすれば衰える。

マーケティングの研究は、リスクマネジメントの研究と基本的なところで深く関連していると考えるようになった。縁があって、きょうとマーケティング研究会((公財)京都産業21)に入会し勉強させて頂いている。

まず2つの事を教えられた。
1)マーケティングとは絶えず変化している市場の動向に組織を適応させる機能である事。そしてそれを伝える役割をするのがマーケターという仕事をする人である。
2)マーケターは専門の担当者のみが担当するのではなく社員全員が責任者となるべきである。

マーケティングに関心を持つ人々(マーケター)は次のことに注意を払うべきだろう。これはマーケティングマインドを持つことと考えて良いだろうと思う。
①時代の変化を敏感に捉える。
②顧客企業(業界)の近未来について、新しい的確なイメージ創りが出来る。
③ソーシャルメディアの活用で知人友人間の交流を深める。
④社内外で同じ事に関心ある人々と有意義な雑談会をする。
⑤心理学、脳科学などを利用して時代の変化に対応できる感性を磨く。 など

そして、マーケティングマインドをベースに自分あるいは自社のあるべき姿を見直し、提供できる価値を常にブラッシュアップすること。これらは、これからのリスクマネジメント研究のためにも必要なことと思われる。

             株式会社アール・エム・アイ  江嵜為丸

2012年2月14日火曜日

(株)たけびし様 ISMS認証ご取得!

(株)たけびし様は、工場自動化(FA)システム、半導体やデバイスを使った各種商品やサービス等広い分野でご活躍されている上場企業である。このたびISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を認証取得された。おめでとう御座います。

今回取得の狙いは、「プライバシーマークでは、セキュリティの範囲が個人情報に限定されていたので、その他の業務セキュティに範囲を広げたかったこと、逆に認証の管理範囲を狭くし、内容の充実を図りたかったこと」など。(総務部 山名章二氏)。
直接には重要顧客からの取得要望がきっかけとなったとのこと。

一番苦労された事は、「スタートした頃、ISMS関係の理解度が低く、社内のモチベーションがあがらなかった。また、部署間での意見が纏まらず、調整に手間取った」ことなど。(総務部 山名章二氏)

多数の部署からなる企業では、調整会議が多くなりがちなので注意がいる。
プライバシーマークを取得されていたので、情報資産の大切さは熟知されていたが、
ISO27001は要求事項が多い(詳細管理策が多い)。そのため情報資産の絞込みと各部署間でのレベル合わせにはコンサルタントの指導が有用だったと思われる。

社内は取得によりどう変わっただろうか?
「取得の意義などが浸透していった。社内のセキュリティ対策がより明瞭になり、意識の向上が進んだ。」(総務部 山名章二氏)
これからも、「決めた対策などの見える化を進めたい。セキュリティ教育は継続する」と熱意を話された。

弊社コンサルワークについては、「責任感を持って、よくリードしてもらえた」と。

今回、弊社でISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)取得支援をさせて頂いた。取得後の感想から、従来から実施されてこられた社内のセキュリティ対策がより明瞭になり、意識の向上も見られているとのことなの一安心である。今後さらに業務に有用な活動がなされる事を祈願してやまない。
                 
                           (株)アール・エム・アイ 江嵜為丸

備考:2010年7月キックオフ、2011年12月に審査、2012年1月認証取得された。
(予定よりすこし遅れたのは、数ヶ月程度別業務に時間を要したため。)

2012年2月10日金曜日

(株)ティーアンドピー プライバシーマークで受注活性化

(株)ティーアンドピー様は大手の印刷会社から多くの発注がある印刷会社である。
このたびプライバシーマークの認証を取得された。
下請けワークが出来、且つプライバシーマークを取得している会社は少ないので、今後受注には有利になるとのことだ。

発端は、昨年春にさかのぼる。「個人情報保護の高まりの中、プライバシーマークを取得していないと仕事がもらえないケースを身をもって感じ始めたため、また重要顧客からの問い合わせもあって取得の決心をした」(辻井正明常務)。

認証取得により社内はどう変わっただろうか?
「取得の過程で、サーバーを含め、セキュリティレベルが非常に向上したこと。個人情報だけで無く、仕事のデータ管理化が進み、効率面でも相乗効果が得られたこと。
従来職人感覚でされてきたことをマニュアル化(データ化)でき、仕事の安定化に繋がったこと。社内のコミュニケーションが非常に向上したこと」などのが成果になっている。

一方、社外に対しては、「個人情報保護をベースに細かい顧客提案ができるようになってきたし、社の信用も高まった」とのことだ。取得後、仕事の問い合わせや受注が多くなり社内に活気が出てきている。

これからも、「あらゆる面で安全・安心に仕事を任せてもらえる会社を目指す。さらに付加価値をつけて、オンリーワンの取り組みを行っていく」(辻井常務)と熱っぽい。

一番苦労された事は、「取得上の問題はコンサルタントの指導で速やかに解決したが、それぞれの仕事に対するリスク分析は、コンサルタントにも分らない部分があったため、社内のみで検討を重ねて解決したこと」だ。

弊社コンサルタントワークについては、「さらに新規な文書化の仕方、是正の仕方など運用面の支援など、取得後の追加フォローがあると有難い」とのこと。取得までの契約になっているが、もっと長期の支援のほうがいい結果になりそうだ。

今回、(株)ティーアンドピー様のプライバシーマーク取得支援をさせていただいたが、現状ですでに取得の効果が社内の体制だけでなく営業面からも出つつあるというお話をお聞きし大変喜ばしいと思っている。今後ともさらに社業が発展される事を祈願してやまない。

備考;2011年3月キックオフ、2011年12月最終審査に合格、1月に認証取得。