2010年10月19日火曜日

部分と全体の関係

こんにちは。RMI田邉です。

私は、中学生時代に所属していた吹奏楽部のOBバンドに入っています。
「年に1回はステージで演奏しよう!」と、毎月1回メンバーが集まって練習をしています。
今年も演奏できる機会を得たので、本番前の駆け込み練習が始まりました。

もちろんプロの演奏家集団ではありませんので、簡単な曲でもなかなか出来上がりません。
原則は、最初に各自が自分のパートを練習し、
それができてから合奏して微調整をするなのですが、
実際は「なんかよくわからへんこの楽譜・・・。いっぺん合わせよう!!」と
強引に合奏してしまうことが多いです。

各自がまだまだちゃんと演奏できないのですが、合奏して、みんなのメロディーを聞いてみると
不思議と自分の楽譜がわかりだしたりします。

先日もこの方法で「なんかよくわからへん楽譜」が「まあ次までには、なんとかなりそう」にまで
持っていくことができました。

全体と部分の関係を不思議に思っています。
全体は部分の集合で、部分にないものは全体にもないという考え、
また、全体は部分の集合以上のものであるという考え。
私は、部分のつながり方が集合に対して「部分の集合だけでない」何かの影響を与えるように感じています。

我がOBバンドは、いつもこの部分のつながり方をポジティブに運用して、(というよりは、時間がないので何とかしなくっちゃという焦りで、とても集中して合奏するという運用のため)
「各自の実力の集合体」以上の集合体になっているのではないかと感じています。