2010年12月8日水曜日

コミュニケーションが生まれる時

こんにちは。RMI田邉です。

安藤忠雄さんが、「不便がコミュニケーションを生む」と言われていました。
「FAXやメールを使うんやったら、直接相手に会ったほうがいい。」
共同作業は直接会うことが大切であると力説されていました。

打ち合わせや資料のやり取りをメールですることは、
とても便利で効率的なように思います。
私もメールを便利に活用していますが、私の「便利で効率的なやり取り」からは
「何か生まれた」ということはなかったことに気付きました。
その代り、会って話しているうちに「こうすればいいんじゃないの!」
となることが多いことにも気づきました。

世の中に便利で効率的なコミュニケーションツールがたくさんありますが、
私は会って話す方が何かを生む環境を作りやすいということなのでしょう。

以前、会社に喫煙ルームがなくなったとたんに人事情報が入ってこなくなった
という話を聞いたことがあります。
「タバコを吸う場所に集まってくるときには、役職や部門を超えた
コミュニケーションが生まれていたことに無くなって初めて気づいた。」
と言われていたことが印象的でした。

今のオフィスは、意識的に人が集まる場所を作っているようです。
それは会議室などの業務をする目的の場所ではなく、
コーヒースペースを通路に設置するなど、自然に人と人が直接会える空間づくりだそうです。
目的のあるなしにかかわらず直接会って話すことは、とても貴重な時間なのだと思います。