2011年9月30日金曜日

「はしやいだらいけまへん」 井上 喬

グローバルは、京都型企業ではお呼びでないようです。

売れるからといって、世界へ一生懸命売りにいかはる。
そら、始めのうちはよろしやろ。その内に真似しやはる人が、たんと出てきやはります。
現地の人に真似されます。
「回る寿司」とかいうて元気に乗りださはった。始めのうちはよろしいでしょう。
「日本食ブーム」とかいって、えらい元気に「たくさん店だしました」
沢山もうけはったでしょう。そやけど今頃どうです、えらい競争がきつなったとか。
挙句に、「日本人は、世界のマグロを独り占めしている」とか。

「大きするばかりが、能やおへん」
「人さんの畠をあらしたらいけまへん」
「一時のあがきは、くずれの始まり」

「事業仕分け」とかでスーパーコンピュターを「一番でないといけませんか」と指摘した大臣がおられ、物議をかもしたようです。でもどうでしょう。食の世界は「一番より、続くこと」の方が大事でないでしょうか?
「京都人は、変人か賢人か」お仕分けをお願いします。
                                    (了)