2012年12月25日火曜日

植木屋さんに教えられる


我が家の小さい庭にある木蓮(紅白2本)と月桂樹などが伸びてきて、手に負えなくなってきたので、昨年から植木屋さんに来てもらうことにしている。
今までは自分で、家族の手伝いを頼りに切ってきたが、成長に追いつかなくなってきて、それも出来なくなった。

昨年から、来てもらっているのは、まだ若い(個人で営業している)植木屋さんである。

最初、すこし枝を切ってから、木をじっと見つめているので(それも10分以上も)
木の形を格好よく整えて欲しいのと、全体にもっと小さくしてほしい(今は高さ5~6m位まで伸びてしまっている)と注文をつけた。しかし、主となる幹と脇役的な枝とをきちんとしてほしいと言っても、なかなか動いてくれない。

彼がしばらくしてポツリと曰く、
「それも、宜しいのですが、あまり小さく切ると、木が傷んで枯れる。来年木蓮の花も咲かなくなる、好ましくは、だんだんと命を木の内部に貯めながら、全体に小さくしていくにはどうしたらいいのかと考えて(木と相談して)いる」のだと。

正直、感心した、後はお任せである。しばらくして「木との相談」が出来たのだろう、後は休むことなく仕事に入っていった。

もう大分前になるが、別の植木屋さん2人に任せたところ大きく刈り込まれ、次の年には何本かが枯れてしまったことがあった。
木を刈り込んで綺麗にしていくことは実際にはとても難しいのである。

   リスクマネジメントを研究する会社   ㈱アール・エム・アイ  江嵜 為丸