2010年11月15日月曜日

トイレからの発信で成功!

急に冬が近づいて来た感じがします。
皆様御変わり御座いませんか。

先日、京都のソフトコム株式会社を訪問した。この会社は広くIT関係を業とされており、
ホームページ作成でもお世話になったことがある。以前KSR(京都発信:企業の社会的責任CSR)
活動を主体的に進められ、今春プライバシーマークも取得された。
弊社がご縁があってこれらの取得のお手伝いをさせて頂いた。

ソフトコム社のユニークな活動の一例はトイレにもある。会社には男女4箇所のトイレが
あるそうだが、その中に丁度数分で読める程度のS社ニュース(A4位の大きさ)が張られているのだ。
そこには責任者のメッセージや活動状況の他に、従業員の感想などが合わせて書かれている。
いくたびに内容が進んでいるのでおそらく高い頻度で更新されているにちがいない。

トイレで用を足している間に読める程度に書かれている。長すぎず短すぎずである。
私も学生の頃、トイレに英単語を張りつけて必死に憶えたものだ。
こんな経験を持った方が応用を思いつかれたに違いない。

トイレの中に貼り出すことの効用は他にもある。社内掲示板なら、外部の人はまず見ることはない。
社内に外部に人が立ち入ることは原則禁止されているからだ。しかし、トイレは違う。
外部に活動を伝えているのだ。いいところに目をつけたものだと感心する。

「おかげさまで、KSRの活動もプライバシーマークの活動も社員1人1人に認識され、
うまく進んでいます」 社長の中道さんは満足そうに語ってくれた。

ソフトコム社は今後京都のCSR活動のモデル企業になっていくに違いない。
いうまでもなくCSRの活動は他社に自社の立派さを自慢するものではない。
それは企業活動そのものであるからだ。
そして結果として企業が永続していくことになるのだ。

                         アール・エム・アイ    江嵜 為丸